サッカーを見ていて、「おっ、ワンツー決まった!」なんて実況を耳にしたことありませんか?
「ワンツーって何?壁パスみたいなやつ?」と疑問に思ってるあなた、大正解です。
でも実は、それだけじゃないんです。
ワンツー(One-Two)は、サッカーにおける攻撃を加速させる魔法のようなコンビネーションプレー。一見シンプルなのに、プロの世界では駆け引きの連続!
この記事では、ワンツーの基本的な仕組みや種類、歴史に名を残す選手のプレーまで、がっつり解説します。
ワンツーとは?

ワンツーとは、ボールを味方に預けて、自分が前へ走り、そのままパスを返してもらうプレーのこと。
- 「ワン」=自分が味方にパス
- 「ツー」=味方がすぐ返す
これにより、相手DFの間を一瞬で突破できるので、狭いエリアでの攻撃や、スピードアップしたい場面でめちゃくちゃ有効!
別名:
- 壁パス(Wall pass)
- ギブ&ゴー(Give and go)(英語圏での呼び方)
ワンツーが有効な理由
スペースを作りやすい
相手DFはパスの受け手に気を取られがち。そこに走り込めば、一瞬のズレでフリーになれる!
相手のタイミングを狂わせる
ワンツーで突破されると、守備は一瞬で崩れます。読みが外れると対応できません。
リズムが生まれる
ボールを持ちすぎず、シンプルに味方と連携することで、攻撃のテンポが良くなります。
有名選手に見る「ワンツー職人」

リオネル・メッシ × アンドレス・イニエスタ
バルセロナ黄金期の2人によるワンツーは、まさに芸術。
- 狭いスペースでも“見えてるの?”ってレベルでパスが通る
- ワンツー3連発でPA(ペナルティエリア)侵入なんてことも
2011年CL準決勝レアル・マドリード戦、メッシの2点目は2人の細かいワンツーが起点となり、ドリブル突破からのゴールにつながりました。
ケヴィン・デ・ブライネ × フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
ペップ・グアルディオラの元で進化した“モダンなワンツー”。
- 斜めに走る選手へ、スルーパス風のワンツー
- 2人だけで崩し切るコンビネーション
2022年プレミアリーグ、対リヴァプール戦では、デ・ブライネ→フォーデン→デ・ブライネの見事なリターンから、鮮やかなゴールが決まりました。
久保建英(日本代表)
狭い局面でもワンツーを使って前へ運ぶのが得意な日本人選手。
スペインでのプレー:
- 敵陣でボールを受けると、一瞬で味方とワンツーして抜け出す
- 特にレアル・ソシエダでは、左サイドとのコンビでチャンスを演出
久保のワンツーはスピードより“間合いのズラし”。 タイミングが絶妙で、相手DFがついてこれない。
ワンツーの種類いろいろ
クラシック・ワンツー(基本型)
- シンプルに前へ走って、返してもらう
ワイド・ワンツー(サイド崩し)
- サイドでSBやWGと使うパターン。タッチライン沿いで突破!
リバース・ワンツー(斜め返し)
- 相手の逆を突く。内側に入って、外へ出るなど変化をつける返し方
3人目ワンツー(裏の主役)
- 「ツー」を出す人ではなく、“3人目”が走り込んでくる形
- シティやバルサがよく使う!
ワンツーを成功させるポイント

走り出すタイミング
- パスを出した瞬間に全力で走り出す!
- “抜け出す気ある”って伝えるのが大事
返す側の視野と判断
- トラップせず、ワンタッチで返せると理想
- 相手DFを見て、スペースへ返すか足元にするかを判断
信頼関係!
- お互いの意図が合ってこそのプレー
- 練習で“クセ”を知っておくと成功率UP
こんな時こそワンツー!実戦パターン
狭いPA(ペナルティエリア)内で崩す
- シュートコースがないときに、細かくワンツーでこじ開ける!
中盤での前進に
- 前向きにボールを運ぶきっかけとしても使える
相手DFの間を割りたいとき
- ワンツーは、守備ブロックの“穴”を突くのに最適!
まとめ
ワンツーとは、サッカーで最もシンプルでありながら効果的な連携プレー。
- 「パス+走る+返す」で相手を崩す
- 2人だけでも攻撃のスイッチが入る
- プロでも当たり前に使うテクニック
特に狭い局面やスピードアップしたいときに使えるから、 「ここでワンツー狙ったな!」と気づけると観戦の楽しさが倍増!
次に試合を観るときは、ぜひ「誰と誰がワンツーしてるか?」をチェックしてみてください。
サッカーの“連携の美しさ”が、もっともっと面白く感じられるはずです!