サッカーを見ていると「この選手、デュエル強いな〜」なんて解説を耳にすることがありますよね? でも、そもそも「デュエル」って何?という人も多いはず。戦術やテクニックばかりが注目されがちですが、実はサッカーの試合は“1対1”の連続。だからこそ、デュエルの強さが勝敗を大きく左右します。
今回は、サッカーにおける「デュエル」の意味・役割・重要性について徹底的に解説。さらに、世界のトップ選手たちが魅せた「デュエル神プレー」のエピソードも紹介します!
デュエルとは?|サッカーでの定義

デュエル(Duel)とは、サッカーにおいて「1対1の球際の勝負」を指します。
- 主にボールを奪う、キープする、体をぶつけ合う場面で使われる
- 守備側も攻撃側も「勝つか負けるか」がはっきりしているプレー
- 空中戦、地上戦、1対1のドリブル対決、すべてがデュエル
FIFAや各種データ分析機関でも、デュエルの勝率はスタッツとして重要視されていて、選手の「対人能力」を測る指標として使われています。
デュエルが試合に与える影響
守備の安定感が変わる
センターバックやボランチがデュエルに強ければ、相手の攻撃はそこで止まります。逆に、デュエルで負けると一気にピンチに…!
攻撃の起点になる
フォワードが前線で相手DFに競り勝てば、セカンドボールやこぼれ球が味方に渡り、チャンスにつながります。
チームの士気が上がる!
1対1で勝つと、観客もベンチも盛り上がる。あの“ズドン!”と当たって勝つ感じ、サポーターもたまらないんです。
デュエルを制する名選手たち

ルベン・ディアス(マンチェスター・シティ)
2020年にベンフィカからシティへ加入したルベン・ディアスは、プレミアリーグのフィジカル激戦区でいきなり絶対的存在に。空中戦・地上戦ともにデュエル勝率は常に高水準。
2021年のCL準決勝PSG戦で、ネイマールとの1対1を何度も制し、ゴールを許さなかった試合は「ディアス・ショー」と称賛されました。
アントニオ・リュディガー(レアル・マドリード)
とにかく“当たり”が強い。スピード、パワー、アグレッシブさを兼ね備え、守備での1対1にめっぽう強い。
2023年CL準決勝でハーランドと正面からのぶつかり合い。まさに“怪獣vs怪獣”のデュエルは、世界中で話題に。
カゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド)
中盤での“潰し屋”としての地位を確立。相手の攻撃の芽をデュエルで摘む。ファウルすれすれのスライディングも含めて、対人戦での駆け引きに長けている。
Real Madrid時代の逸話: 試合後に「今日の勝因はカゼミーロのデュエルだ」とジダンが明言したことも。
遠藤航(リヴァプール/日本代表)
“デュエル王”の異名を持つ、守備的MFのスペシャリスト。ブンデスリーガ時代から圧倒的な対人勝率を誇り、2022-23シーズンはリーグ全体でもデュエル勝率1位を記録。
2022年ワールドカップ ドイツ戦で、カイ・ハヴァーツとの1対1を制したシーンは象徴的。日本代表の躍進の裏に、彼のデュエルの強さありと言っても過言じゃありません。
プレースタイルは非常に献身的で、球際では絶対に引かないメンタリティも魅力です。
デュエルに強い選手の共通点
フィジカルの強さだけじゃない!
もちろん体格や筋力は大事ですが、それ以上に必要なのが以下の要素:
- ポジショニング(相手より先に触れる位置にいる)
- 予測力(どこにパスが出るか、相手の次の動き)
- タイミング(スライディングやボール奪取の瞬間)
- メンタル(1対1で負けないという意志)
こんな選手も要注意!
- 小柄でも“粘る”守備で勝つ選手(例:カンテ)
- 空中戦は苦手でも、地上戦で体を当てない“読み”で勝つ選手(例:ブスケツ)
デュエル力を高めるには?

フィジカルトレーニング
基礎筋力はもちろん、バランス力や瞬発力を鍛えるのがコツ。
対人練習を繰り返す
1対1の局面で「勝つ感覚」を身につけよう。負けても学びになる!
映像で“自分”を分析
プレー動画を見返して、「なぜ負けたのか」「何がズレていたか」を振り返るのも効果的。
まとめ
サッカーの「デュエル」とは、試合の中で繰り返される“真剣勝負”の1対1。
- 守備でも攻撃でも重要な要素
- 強い選手ほど、フィジカル×読み×メンタルが揃っている
- 一人のデュエルが試合の流れを変えることもある
今後サッカーを観るときは、「このデュエル、どっちが勝つ?」と注目してみてください。プレーの見え方がガラッと変わるはず!
あなたも“デュエルに強い選手”を目指してみよう!